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2.筋論クレーマーのアパート住人

 ある大家さんから相談を受けました。
「入居者の一人から電話が来た。同じアパ−トの住人の小学生が、アパート敷地内を走り回っている。
道路に飛び出して事故にでも遭ったら、大家として困るだろう。また、騒がしいと迷惑な人もいるだろう。大家さんは一体どうしてくれるんだ

 この入居者は、職業ドライバーで深夜営業も多いそうです。 従って、日中に睡眠をとることも多く、子供達の騒ぎ声が迷惑だったようです。 「仕事柄、日中に睡眠をとることも多いので、大家さんから他で遊ぶよう言ってもらえないだろうか」というなら、お互い様ということもあります。

 しかし、子供達が事故に逢うとか、他の入居者のため、といわれると返答に困りますね。
私は、こんな人のことを、筋論クレーマーと考えています。

 入居者の立てた筋に回答しなければならないのが、気持ちの上で前向きになれないのですが、このような入居者にはきちんと筋を立てて回答した方がよいようです。

 当方では、きちんと筋を立てて回答し、処理しました。

その後同じ人からきたクレームの一部です。

「アパート敷地に車が止まっている。私の区画ではないから私はよい。でも迷惑している入居者がきっといるだろう。どうするつもりか」

「アパートに出入りする車がある。ある部屋に訪問する客のようだ。入居者以外の車が出入りすると、子供達が事故に遭うかもしれない。どうするつもりか。」 

 最後に、「筋論クレーマー」という用語は、企業の危機管理講習の際に耳にした言葉です。実は、しっかりと記憶していないものですから、別の定義があると思います。お気づきの方には予めお詫び申し上げます。


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